■偏頭痛を防ぐ食事

医食同源という言葉があるように、食事は病気の治療・予防の根本です。偏頭痛によい食べ物を覚えておきましょう。

<カフェイン>
カフェインは、脳血管を収縮させる作用があるため、血管拡張性及び脳圧亢進性頭痛に効果があるとされています。濃いコ―ヒ―を飲むと頭痛が取れる経験をした偏頭痛患者も少なくありません。偏頭痛治療薬にカフェインが配合されているのは、カフェイン自身の血管収縮作用だけでなく、エルゴタミンの効果を増強し、吸収を促進するからです。

カフェインは、コーヒー、紅茶、お茶のほかに、コーラ、ドリンク剤、かぜ薬、解熱鎮痛剤、総合感冒薬、鼻炎用内服薬、乗り物酔い予防薬、などにも無水カフェインとして含まれています。

コーヒー1杯のカフェイン含有量は50~150mg。毎日500mg以上(新基準では、1日200mg以上)を摂り続けていると、カフェイン禁断頭痛が起こります。子供や若者がコーラの飲み過ぎからカフェイン誘発頭痛が起こったこともありました。くれぐれも、カフェインの摂り過ぎには注意しましょう。

<マグネシウム>
偏頭痛患者の3割~5割はマグネシウム不足というデータがあります。マグネシウムは血管の収縮を抑え、血小板の凝集を防ぐため偏頭痛に有効なだけでなく、筋肉の収縮にも関わるので緊張型頭痛にもよいのです。

厚労省による、健康な生活を送るためのマグネシウムの摂取量は、1日300mg。マグネシウムが足りないと偏頭痛が起こりやすくなるため、積極的に食べていきましょう。

マグネシウムが豊富な食品は、玄米、大豆、黒豆、ひじき、わかめ、セロリ、アーモンド、落花生など。納豆、豆腐、味噌などの大豆製品も高めです。玄米ごはんにワカメのお味噌汁、なんて最強ですね。

<ビタミンB2>
ビタミンB2を摂ると偏頭痛の回数が減り、持続時間や吐き気も軽くなるというデータが出ています。また偏頭痛予防にも効果があり、副作用もほとんどありません。ただし、有効率は約6割。また通常のビタミン服用量が20~30mgなのに対し、偏頭痛の治療としてのビタミンB2服用量は1日1回400mg(日本人なら200mg程度)と大量です。この400mgという量はミトコンドリア病に有効な治療量で、ミトコンドリア病がかならず偏頭痛を発症するため、普通の偏頭痛患者にも同じ療法が効かないかと試してみたのが最初でした。ビタミンB2は、ミトコンドリアの働きを助けるのです。

ビタミンB2が多く含まれているのは、やつめうなぎ、レバー、アーモンド、どじょう、小麦胚芽、たらこ、卵黄などです。

<大豆イソフラボン>
イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、偏頭痛を起こりにくくする作用があります。大豆に大量に含まれるので、大豆製品を積極的に食べましょう。摂取量の理想は1日40mg~50mgですので、豆腐は半丁、きな粉は20g、納豆なら1パックです。


■偏頭痛に効くツボ

偏頭痛に有効なツボは、以下の2つです。指などで押したり、ドライヤーの熱を近づけたり、ヘアブラシでこすって温めたりして、ツボを刺激します。くれぐれも、刺激し過ぎに注意しましょう。

・頷厭(がんえん)
側頭部にある、前髪の生え際の外角部と耳の頂点を結んだライン上の、上1/4の点です。

・足臨泣(あしりんきゅう)
足の甲の、薬指と小指の骨の分かれる接点の近くにあります。



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