いくつかのハーブは、偏頭痛に効果があるとの報告があります。サプリメントの形で摂ることで、偏頭痛を抑えることができます。実際に薬効がありますので、頭痛に詳しい医師に相談して、体に合うサプリメントを選びましょう。
■西洋フキ(バターバー、Butterbur)
<特徴>
和名:セイヨウフキ(西洋フキ)
英名:butterbur(バターバー)
フキ科の多年草で、高さ1mにもなり、ヨーロッパ全域に分布しています。地上部は夏に採取され、地下茎は春から秋にかけて採取されます。
<歴史>
2000年以上前のギリシャ時代、西洋フキの葉の粉末で湿布をつくり、皮膚潰瘍の治療に用いました。17世紀にはドイツの医師が、西洋フキの根の粉末を内服すると腹痛、ぜんそく、風邪などに効果があると薦めています。現在では「鼻づまり、花粉症によい」「偏頭痛によい」「尿管の炎症によい」として民間療法で用いられています。
<主成分>
根にはペタシンとイソペタシン、ピロリジンアルカロイド、イヌリンなどが含まれます。
<薬効>
ドイツでは片頭痛の大衆薬として普及しています。
また地下茎から抽出したペタシンという成分には抗炎症作用があり、ロイコトリエンの分泌を抑えて、鼻炎の症状を緩和してくれます。
さらにぺタシンとイソペタシンには、脳内の血管の状態を整える効果、抗ケイレン作用、抗炎症作用があります。これが、西洋フキが偏頭痛に効くとされている所以です。
■ナツシロギク(夏白菊、Feverfew)
<特徴>
和名:ナツシロギク(夏白菊)
英名:feverfew(フィーバーフュー)
キク科の多年草で、ヨーロッパ東部からアジア南西部に分布し、道端や荒地に生えています。除虫菊やひまわりに近い仲間で、葉が強い芳香を放ち、花期は夏で、観賞用や薬用にも栽培されています。
<歴史>
古代ギリシア時代には炎症や腫れ、または生理時の痙攣の治療薬に用いられました。ヨーロッパでも数世紀の間、発熱や関節炎の治療時に鎮痛剤として広く使われていた、ポピュラーなハーブです。1978年以降、偏頭痛の薬として有名になりました。
<主成分>
有効成分は葉に含まれるセスキテルペノイドで、その主なものはパルテノリド。他にゲルマクラノリドやグアイアノリド類を含みます。
<薬効>
パルテノリドは血小板の凝集を防ぎ、炎症物質(セロトニン、ヒスタミン、プロスタグランジンなど)の放出も抑制します。この作用により、偏頭痛の痛みの強さや持続時間、頻度を減らして予防効果をもたらします。
関節炎や関節リウマチに対しては効果がないとされています。
■青りんごの香り
米国頭痛学会への報告によると、「青りんごの香りは偏頭痛を緩和する」とのこと。沈静効果・筋弛緩作用・気分変調効果が、青りんごの香りにあると推定されています。
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