■偏頭痛の特徴

<性別と年代>
偏頭痛は20~50歳代の女性に多く、ほとんどが30歳までに発症しています。

<痛み方>
たいていは片方のこめかみを中心に痛みますが、頭全体に痛みが広がる場合もあります。ズキンズキンとかガンガンという脈にあわせた痛み方で、頭やからだを動かすと痛みがひどくなる傾向があります。吐き気がしたり、実際に吐くことも多く、光・音・においなどで悪化。日常生活や仕事に差し支えるほどの激しい頭痛です。

<頻度>
たいていは月に1~3回ですが、週に1回という人もいれば、年数回程度の人もいます。発作的に始まり、4時間~3日間くらい続きますが、治まると痛みはウソのように消えてしまいます。

<関連症状>
首や肩がこっていることもあります。親子で遺伝することが多く、母親が偏頭痛ですと、子どもの半数に偏頭痛の症状があらわれます。偏頭痛が起こる前には、前ぶれ症状が起こることがあり、頭痛までの時間によって、それぞれ「予兆」「前兆」と呼ばれています。


■偏頭痛の予兆

頭痛の発作が起こる数時間前(1~2日前のことも)に起こることがあります。

・首や肩がこる。
・眉間が重い。
・眠気をもよおす。
・考えがまとまらない。
・はきけ、かすみ目、あくびがでる。


■偏頭痛の前兆

頭痛の発作が起こる直前に起こります。前兆は20~30分続き、終わると偏頭痛が襲ってきます。偏頭痛の約20%が「前兆のある偏頭痛」であり、残りは「前兆のない偏頭痛」です。

<視覚>
・最も多い前兆。
・突然、両眼の似たような位置に盲点があらわれる。
・初めは小さいが、どんどん拡大し、視野の半分をふさぐ。
・盲点は閃光のようだったり、幾何学模様のだったりする。
・盲点にはキラキラギザギザした縁がついている。

<感覚>
・ちくちくした感じが顔や四肢にあらわれ、移動する。
・しびれたような感じが1時間ほど続く。

<言語>
・言葉を発したり考えたりするのが困難になる。


■偏頭痛の診断基準

偏頭痛診断の定義は、国際頭痛学会によって決められています。

<前兆のない偏頭痛>
下記の1~4を満たす頭痛の発作が5回以上あったことが、診断条件です。
1.頭痛の発作が4~72時間持続する。
2.次のうち、2項目以上満たしている。
  A.片側の頭痛。
  B.ズキンズキンする頭痛。
  C.日常生活が妨げられるほどの強い頭痛。
  D.日常的な動作(階段の昇り降り)によって頭痛が悪化する。
3.発作中、次のうちどちらかを満たしている。
  A.吐き気か嘔吐。
  B.光過敏と音過敏。
4.二次性頭痛(他に原因の疾病がある頭痛)を否定できる。

<前兆のある偏頭痛>
閃輝暗点(視界の中にもやもやした光点が見える症状)が2回以上あれば、偏頭痛と診断されます。



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